
【NHKマイルC】馬番・レース展開からみる有力馬は?
2020のNHKマイルカップに向けて、過去11年の結果をもとにいろいろなデータを纏めていきます。
過去11年のレースから馬番と連対馬の4コーナ地点での位置をまとめて検証していきます。
4コーナ位置での連対率・勝率
まずは4コーナ位置での連対率・勝率を見ていきます。
単純な比較では逃げ馬も差し馬も平均的に勝っているように見えます。東京の長い直線を考えると基本的には馬の能力が試される一戦といって良さそうです。
4コーナ位置 | 勝利数 | 勝率 | 連対数 | 連対率 |
先頭逃げ切り | 3 | 27.27% | 4 | 12.12% |
前3頭から | 2 | 18.18% | 4 | 12.12% |
中盤から差し | 3 | 27.27% | 14 | 42.42% |
後方から追い込み | 3 | 27.27% | 11 | 33.33% |
「中位から差し」:4コーナ地点で10頭目以内
「後方から追い込み」:4コーナ地点で10頭目以降
枠位置からみる連対率・勝率
では内枠・外枠どちらが有利など枠位置による有利不利を見ていきます
過去11年の結果を見るとこれも特に大きく有利不利があるようには見えません
勝利数 | 勝率 | 連対数 | 連対率 | |
内枠 | 3 | 27.27% | 10 | 30.30% |
中枠 | 4 | 36.36% | 11 | 33.33% |
外枠 | 4 | 36.36% | 12 | 36.36% |
では枠位置と、4コーナ位置での関係はどうでしょうか?
内枠と4コーナー位置
まずは内枠スタートした馬のうち、4コーナ位置ごとの勝率・連対率を見ていきます。内枠馬は4コーナ位置で前3頭に入れるかどうかで大きく差があります。
特に前3頭以降から追い込みに成功して連対できた馬は過去11年で6頭しかおらず、内枠場は逃げ戦術を取らないとかなり厳しい展開になることがわかります。
4コーナ位置 | 勝率 | 連対率 |
前3頭 | 18.75% | 25.00% |
前4頭以降から 追い込み | 0.00% | 12.00% |
また結果的に内枠で連対した馬のうち、4コーナ位置の割合を見てみると、やはりまえにいたほうが連対率は高く、内枠で優勝した馬は過去必ず逃げています
内枠勝利馬の 4コーナ位置割合 | 内枠連対馬の 4コーナ位置割合 | |
前3頭以内 | 100% | 40.00% |
10頭目以内 | 0% | 40.00% |
10頭目以降 | 0% | 20.00% |
4コーナ地点で前3頭にいた逃げ切り成功の勝利馬は過去5頭いますが、うち3頭が内枠であったことからも、逆に逃げならば内枠である必要がありそうです。
また4コーナ地点で中位以降から追い込んで勝利した馬のうち、内枠であった馬は過去11年で0頭でしたので、内枠からの追い込みは非常に難しそうです。
外枠と4コーナ位置
次に外枠スタートした馬のうち、4コーナ位置ごとの勝率・連対率を見ていきます。
外枠スタート馬は定説通り後ろから追い込む競馬の連対率が高めに出ています。
4コーナ位置 | 勝率 | 連対率 |
前3頭 | 10.00% | 10.00% |
前4頭以降から 追い込み | 5.36% | 19.64% |
また結果的に外枠で連対した馬のうち、4コーナ位置での割合を見てみるとやはり後ろから追い込んでいる事例が多いようです。注意したいのは10頭目より後ろに行ってしまうと、不利になる場合が多そうですのでスタートが安定している馬である必要はあるでしょう。
外枠勝利馬の 4コーナ位置割合 | 外枠連対馬の 4コーナ位置割合 | |
前3頭以内 | 25% | 8.33% |
10頭目以内 | 50% | 50.00% |
10頭目以降 | 25% | 41.67% |
馬番・戦術による勝率・連対率を見ていきました。内枠の逃げもしくは外枠の追い込みが強いというのは通説通り傾向として確実にあるように見えます。予想の際は過去レースの展開も参考にしましょう。